2026年7月31日(金)米公開の映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)38作目、MCUでのスパイダーマンシリーズ4作目にあたる作品です。
記事公開時点で日本での公開日はまだ決定していませんが、2021年公開の前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』があまりにいろいろ起こったので、4作目がどんな展開となるのか。
この記事では映画の展開を報道されている情報などから考察していきたいと思います。
現時点で分かっているあらすじ
前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストではドクター・ストレンジの魔術によって、全世界の人々からピーター・パーカーに関する記憶が消されてしまいました。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の舞台はその一軒から数年が経過しているとのこと。ニューヨークで一人暮らしをしながら、スパイダーマンとして自警活動を行うピーターの前に新たな敵が!のような展開になるようです。
現時点で分かっている出演者
現時点で発表されている出演者は合わせて6人。
- トム・ホランド(ピーター・パーカー / スパイダーマン)
- ゼンデイヤ(ミシェル・ジョーンズ(MJ))
- ジェイコブ・バタロン(ネッド・リーズ)
- ジョン・バーンサル(フランク・キャッスル / パニッシャー)
- セイディー・シンク(?)
- ライザ・コロン=ザヤス(?)
2025/8/3:ハルク、スコーピオンが登場!
米メディアの「ハリウッド・リポーター」が、スコーピオンことマック・ガーガン役のマイケル・マンド、さらにハルクことブルース・バナー役のマーク・ラファロの出演について報じたことで注目度が一気に増しており、正式発表が待たれる展開となりました。
スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイはストリートレベル?
MCUとしては『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に続くのが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』となることもあり、何かしら関連性のある出来事が含まれるような気もするんですが、メディア向け会見に出席したマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ曰く「ストリート・レベルでのスパイダーマンをMCUで初めて本格的に描くことになる」とされています。
「『ノー・ウェイ・ホーム』のラストでは、ピータ・パーカーが全員から忘却されるという悲しい結末があるものの、そこに約束のようなものがありました。我々はトム・ホランド版スパイダーマンで初めて、彼が真のスパイダーマンになり、街の危機を1人で救うことに専念し、言うならば“ストリートレベル”の犯罪に対処していく姿を見ます。これは、彼が他のキャラクターと一緒になって世界滅亡レベルの出来事と戦っていたのとは対照的です。」
引用元:『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は「ストリート・レベル」の戦いに ─ 「1人で街の危機を救う、みんなと世界滅亡に対峙したのとは対照的」
これはスパイダーマンファンにとってはうれしいコメント。トム・ホランドの「正真正銘の」スパイダーマンとしてのキャリアの始まりとなることを示唆しました。
それだけに『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への出演も予想されているスパイダーマンが今作でどのような動きを見せるのか、かなり予想が難しい状態です。まぁ本来そうあるべきだとは思いますけどね。
パニッシャーの登場
公開が近づけばある程度のあらすじは判明するはずですが、今の時点で重要なヒントとなるのがジョン・バーンサルによるパニッシャーがスクリーンデビューするということ。
パニッシャーはこれまでNetflix版でドラマ化されたキャラクターで、『デアデビル: ボーン・アゲイン』にも登場しています。ただコミックでの初登場はスパイダーマンなので、ようやく共演が実現となる形です。
デアデビル: ボーン・アゲインとの関連性
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の公開前には『デアデビル: ボーン・アゲイン』シーズン2が配信されます。時系列的にもシーズン2に続く流れを汲んでいる可能性が高いので、パニッシャーの登場は『デアデビル: ボーン・アゲイン』シーズン2での出来事の延長となる可能性が高そうです。
またストリートレベルの出来事で、ニューヨークが舞台となるとどうしても考えてしまうのがキングピンことウィルソン・フィスクの存在。キングピン役のヴィンセント・ドノフリオが権利の問題で『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に出演できないことを語っています。
「マーベルにとって、私のキャラクターを扱うのは非常に難しいのです。所有権に関することで、すごく難しい」と、ドノフリオは米ポッドキャスト番組にて説明。「現在もなお、私(キングピン)はテレビシリーズのみで使用可能となっている。フィスクの単発映画とか、そういうものでも。いま現在は権利関係の事情で全部ひっかかっているんです。今後いつ実現できるのかはわからないし、そもそも可能なのかどうかもわかりません」と語った。
そうなってくると、『デアデビル: ボーン・アゲイン』シーズン2でキングピンが市長ではなくなる可能性が高くなり、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でのニューヨークはキングピンの影響下ではなくなっていることも十分考えられます。
スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイは新3部作の1作目となるのか
トム・ホランドは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が公開された時期に新3部作を製作する報道もなされていましたので、MCUがどんな形で展開していくにせよ『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に加えあと2作は出演するかもしれません。
さらにゼンデイヤとジェイコブ・バタロンの出演も決まっていることから、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は新章でありながらもMJ、ネッドとの新たな関係を描くのか、もしくは2人の記憶がよみがえるのか。
予想されているヴィランたち
- スコーピオン
『スパイダーマン:ホームカミング』で既に登場しており、マック・ガーガン役のマイケル・マンドが再び登場するのではないかと噂されています。 - タンブーストーン
ニューヨークの犯罪王としておなじみ。マーベル商品イベントのコンセプトアートから、登場が予期されているキャラクターのひとりです。 - ブーメラン
ジャスティン・ハマーから装備を供給された武器使い。これもコンセプトアートに登場し、映画での登場が噂されています。ジャスティン・ハマーと言えばサム・ロックウェルが演じ『アイアンマン2』にも登場しました。 - ミスター・ネガティブ
「Brand New Day」コミック版の象徴的ヴィラン。マーティン・リーとその闇の人格による犯罪組織を率いる存在で、原点回帰的な登場が期待されています。
状況は違えど「Brand New Day」のコミック版でもスパイダーマンの秘密の正体も、彼が公に正体を明かす前に正体を知っていた人々を含め、誰からも忘れ去られた状態からスタートしています。最初からこれを狙っていたのかどうかは謎ですが。
2025/8/3:メインヴィランはミスター・ネガティブ?
海外メディアではミスター・ネガティブが登場するのではないかとうわさされており、ミスター・ネガティブの超能力によってハルクが暴れまわるのではないかと予想する人も多いようです。またマット・ガーガンはスコーピオンとなるのではなく、MCUの世界に残ったシンビオートとの関連も指摘されています。
またミスター・ネガティブが登場することで、インナー・デーモンズと呼ばれる勢力も登場するのではないかとの指摘も。おそらくフィスクの動きに関連すると見られ、『デアデビル: ボーン・アゲイン』シーズン2での出来事が大きく影響するのかもしれません。もちろんまだ先のはなしなので予想の範囲内ですけどね。
まとめ
- 舞台となるニューヨークはキングピンの影響下ではなくなっている可能性が高い
- MJ、ネッドとの関係が改善されるきっかけを作るキャラクターが登場するかも
- ヴィランは一人ではない可能性が高い
素人レベルでは今のところのストーリー予想としてはこの程度の考察しかできませんが、公開が近づけばもっと深い考察もできそうですね。
また『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に関する情報が更新されたらこの記事も不定期ながら更新していこうと思います。
是非コメントで意見や考察などを頂けたら嬉しいです。
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