2025年7月25日(金)公開の映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版として未公開も含めると5作目にあたる作品です。
MCUシリーズであるが故に気になるのは映画終了後のミッドクレジットシーンとポストクレジットシーン。
今後のMCU作品にどのように影響していくのか、この記事では映画の内容や感想よりも先々の展開を「ポスクレ」から考察していきたいと思います。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のあらすじ
すでに“スーパーヒーロー一家”として世界に知られているリード・リチャーズ、スー・ストーム、ジョニー・ストーム、そしてベン・グリム。彼らは地球の平和を守る日々を送りつつ、リードとスーは人生の新たなステージ—出産を迎えようとしていた。そんな折、銀河を飢えさせる存在・ギャラクタスが、謎めいた使者シルバー・サーファーを伴って地球に降り立つ。彼の言葉が暗示するのは、「リードとスーの子どもに触れたい」という、地球を救うか命を懸けた選択を迫られる、あまりにも過酷な提案だった。
ヒーローとしての使命と、家族の未来を守る父としての感情の間で葛藤するリードたちは、ギャラクタスの要求を拒否。その結果、世界は破壊の危機に晒されるが、リードは大胆な作戦を立案する。高度なテクノロジーを駆使して、地球を丸ごと異なる宇宙空間に「転送」するという壮大な計画だった。スーは外交調整で世界をまとめ上げ、ジョニーはシルバー・サーファーに接触し、彼女が抱える罪悪感や苦悩に少しずつ触れていく中で、ギャラクタスが本当に狙っているのは“スーとリードの胎内にいる子ども”だと判明し、チームは地球を救うために苦渋の決断を迫られる。
地球転送プランが稼働を始めたその時、シルバー・サーファーが最後の妨害に現れる。追いつめられたバトルの果て、スーは力の限界を超えてギャラクタスを転送装置へと押し戻そうと奮闘し、ジョニーの機転とリードの知性が決定的な役割を果たして彼を惑星空間へ離脱させる。なお、スーはその犠牲的行動で一時的に命を落とすが、母となる力が奇跡をもたらし、無事に蘇生する。
ラストでは、スーとリードが子どもと過ごす家庭の温かな日常が描かれ、すでにヒーローとして確立された彼らが、新たなフェーズ—“家庭と戦いを両立する”人生への第一歩を踏み出す姿で幕を閉じる。さらに、エンドクレジット後にはドクター・ドゥームを仄めかすシーンがあり、今後のMCUへつながる布石となっている。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ミッドクレジットシーンのネタバレ
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のミッドクレジットシーンでは、舞台は4年後へ進み、一連の流れを経てリード・リチャーズとスーザン・ストームの子供であるフランクリンも4歳に。
ここではバクスタービルでのヒトコマを描いています。
ソファでフランクリンに本を読んでいたスーが、ハービーの助けを借りて、新しい本を取りに行くために少しの間は慣れてしまいます。キッチンにいたスーがリビングに戻ってきたときにフランクリンの前にいたのはマスクを片手に持ったドクター・ドゥームでした。
ドクター・ドゥームがフランクリンに話をする描写もないですし、スー目線だったため顔も確認できません。
本当にドクター・ドゥーム?
この点については2026年に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』も控えていることからほぼ間違いないと見ていいでしょう。
ドクター・ドゥーム役にはロバート・ダウニー・Jr.が抜擢されており、異なる役柄でMCUに復帰を果たすことでも注目されています。
このシーンには正面を向いた映像もある可能性があり、筆者が見たものがAIによる作り物でなければ、ドクター・ドゥームはフランクリンにリード・リチャーズと同級生であることを話しています。この映像が本物なのかは定かではありませんが…。
ミッドクレジットシーンの意味は?
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が公開される前から『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に関連したミッドクレジットシーンもしくはポストクレジットシーンが用意されるものと多く予想されてきました。
しかし監督のマット・シャックマンはドクター・ドゥームについて「登場しない」と解釈できるコメントをしています。
Empireのインタビュー(ComicBookMovie参照)で、ドゥームの登場について質問されたシャックマンは 、「ドゥームは私の映画には含まれていません。したがって私の管轄外です」と答えた。
引用元:『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』にドクター・ドゥームは登場するのか?監督のあいまいな返答にファンの疑念が広がる
この「私の映画」というコメントが含みを持たせているのは明白で、『サンダーボルツ*』のポストクレジットシーンが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の監督を務めるルッソ兄弟によるものだという事実があるという点から、ミッドクレジットシーンもしくはポストクレジットシーンのいずれかを再びルッソ兄弟が手掛けるのではないかと予想されてきました。
結局案の定・・・といったところでしょうか。
ここからは個人的な考察を含みますが、まず言えるのは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に登場するドクター・ドゥームは『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の世界と同じアース828の人物であること。
そしてフランクリンに近づいてきたということは、ドクター・ドゥームは何かしらの理由でフランクリンの現実改変能力を察知できたか、恐ろしいパワーの持ち主であることを察知できた可能性があるということ。
コミックではドゥームがフランクリンの力に強い警戒を抱く描写があるようで、フランクリンの力は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』どころではなく2027年公開の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』にまで影響を及ぼすものだということすら示唆できるシーンなのかもしれません。
まとめ
- ドゥームの登場は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への期待値を上げるため
- フランクリンが将来とんでもない力を持つ存在になるかもしれないという示唆
- ドゥームがフランクインを警戒し始めたため幼いうちに会いに来た
素人レベルではミッドクレジットシーンにこれらの意味を持っていると考察できます。
また『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』に関する情報が更新されたらこの記事も不定期ながら更新していこうと思います。
是非コメントでミッドクレジットシーンに関する意見や考察などを頂けたら嬉しいです。
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